大橋究未さん・彩子さん

愛知県→串本町

愛知県出身。前職は愛知県岡崎市で調理。2000年に移住。現在、串本町で潮岬観光タワー調理長かたわら漁家民泊を経営。

移住のきっかけ

結婚したら移住したいと考えていた大橋さん。独身時代から釣りが好きで、 20年以上前から串本町に通っていたそうです。
彩子さん「休日前の夜は、調理の仕事で遅く帰宅しても出かけていましたし、帰ってきたらすぐ仕事に行くしで……。こっちに来た方が一緒にいられるかなって考えたんです。」
究未さん「子供が生まれた時、有給休暇が一カ月あったんで、退職して移住したんです。一か月の間、釣りでもしながら家や仕事を見つけようと気軽に考えていました。」
釣りで知り合った先輩に、家や仕事探しを手伝ってもらったそうです。
「給料は以前に比べれば安くなってますし、便利なところから不便なところに引っ越してきて。」それでも代えがたい魅力を見つけられたようです。

子育て

彩子さん「子育ては大変でした。とにかく知り合いがいないので……。ただ、私はあまり家にこもるタイプではなかったので、役場を通じた子育てサークルに参加したり、近所にも子供を抱っこして歩いたりして。一年ぐらいでお友達もできましたしね。最初は預ける先がなかったんですけど、隣のおばあちゃんが預かってくれたり、近所の人から助けてもらいました。子供たちもみんな顔見知りです。素直に育ってくれたと思います。都会では考えられないですよ。」
究未さん「たまに都会に行って子供たちを見ると、串本で良かったなあって思いますよ。へんな道に入りにくい。(笑)」
彩子さん「近所のおじちゃんが叱ってくれたり、声をかけてくれたり、自分たちが育った頃の環境があるって感じですね。」

これから

究未さん「今の仕事をしながら、漁家民泊をしてるんですけど、都会の人は、こんな料理を求めて来てるんだろうなあって分かるんで、それを活かしたいですね。ゆくゆくは自分のお店も持ちたいですし。」
彩子さん「お子さんを連れて来られた方には、なるべく声をかけたりして、不安とか解消してあげられたらなあと思います。経験してきたからこそ出来ることがあると思うので。」
究未さん「移住希望の方などに隣りに来ていただいて、いろんなお話が出来たら嬉しいですね。」

メッセージ

究未さん「都会から来たっていう風を吹かせずに、積極的にコミュニケーションをとった方が良いですね。うちの場合は、家内が地域に打ち解けようとしてくれました。」
彩子さん「地域によって違いがあるので・・例えば、清掃活動でも、7時だったら、その時間にならないと出ないところもあれば、7時に行ったら、もう終わったと言われたり。自分の肌にあう、楽に過ごせる地域を探した方が良いですね。」
究未さん「移住先には、事前に知り合いを作っておいた方が……。」 彩子さん「私も仲良くなった方に、私の妹みたいなもんだから、よろしくって、一緒に挨拶に回ってもらいました。(笑)」

漁家民泊 楽宿おおはし
和歌山県東牟婁郡串本町高富354-8
TEL:0735-62-5614
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