わかやま暮らしの始め方

継業支援事業【特別編】学生インタビュー⑤ in 田辺市龍神村

小さい宿だからできるおもてなし

切林 英治さん(きりばやし えいじ)
ホテル美人亭

田辺市龍神村

 

-どんな活動をしていますか?

夫婦ふたりでホテル美人亭を経営しています。私がフロントなどの接客、妻が料理を担当しています。連休など、ふたりで対応しきれない時期には、パートの方に手伝ってもらっています。お客様はツーリング中のライダーや、休暇目的の方が多く、定期的に訪れる常連の方もいます。
食事には山のものを積極的に取り入れるようにしており、山菜やジビエ料理が好評です。一方で、お宿の会で7年前の災害で減ってしまったホタルを復活させる活動をしており、去年は第1回ホタル祭りを開催しました。

 

-はじめたきっかけはなんですか?

25年前、民宿をはじめた兄に誘われて、脱サラ。美人亭を開業しました。バブルの時期だったこともあり、客足も順調でした。しかし、兄の営む民宿は冬場の経営難と後継者の問題で廃業してしまいました

-一番大切にしていることはなんですか?

お客様とのコミュニケーションをとり、小さい宿だからこそできるサービスを提供できるよう心がけています。ホタルの見どころを案内したり、龍神村のアピールも積極的にしています。しかし、ふたりで対応しているので忙しくてなかなか対応しきれないこともあります。山の中の宿ならではの食事をしてもらえるように、ジビエを取り入れたり、山菜を自ら採りに行ったりもしています。

 

-今後の目標を教えてください

村全体で宿泊者が減少している中で、ネットでの情報を強化したり、女性客の誘致を考えています。和歌山県では外国人のお客様も増えていますが、どちらかというと日本人の常連のお客様が増えてほしいです。
お宿の会の活動は、自然の中で育つホタルと、人口的に育てるホタルの両方を増やして、災害が起こってもホタルが途絶えないようにしたいです。ホタル祭りも去年の反省を生かし、より良いものにしていきたいと思っています。

 

-どんな方に継業してもらいたいですか?

兄の民宿は後継者を探したり、福祉施設に変更しようとしましたが、うまく行きませんでした。息子が三重県で板前の修行をしているので、いずれ継いでもらいたいと考えています。