ちょっと気になる「わかやま暮らし」

番外編

多くの人が憧れを持つ「田舎暮らし」。
都会の喧噪を離れて、豊かな自然に囲まれながら、田舎で自分らしく生きてみたい。全国に先駆けて移住支援に取り組んできた注目の移住先「和歌山県」。実際に和歌山県へ移住した方に、現在の暮らしについて生の声を聞いてみた。

暖かくて、海・山・川が近い。移住先は和歌山に即断!

《宗像》

8年前、山本さんがふるさと回帰センターへ来られた時に相談を受けたのが私でした。地域は和歌山・高知・静岡に絞られていましたよね。

《山本》

センターで和歌山県南部・古座川町の観光パンフレットを見せて頂き、美しい古座川町の風景に一目惚れしました。

《宗像》

移住先を和歌山県に決断した「決め手」は何でしたか。

《山本》

移住の条件として、第一に温暖な気候を挙げていました。紹介してもらった古座川町は本州最南端・串本町のすぐ北に位置していて非常に暖かい。それに加えて、海・山・川が生活のすぐ傍にあることに心を動かされたんです。

大切な田舎暮らしの準備

《宗像》

多くの移住希望者・移住者と接していて感じることは、移住の目的や移住する地域の条件を明確にして、家族で合意形成しておくことが大切だということです。そのうえで移住相談窓口を利用して情報収集してもらったり、実際に現地へ足を運んでもらったりして、田舎暮らしがどういうものかを肌で感じて頂きたいです。

《山本》

私は相談窓口を訪れて宗像さんと出会ったことで、古座川町とのご縁ができました。インターネットでは得られない生の声を聞くことができて、さらに地域のキーパーソンとなる人を紹介してもらえたことで、多くの方々の協力を得て移住生活をスタートすることができました。

《宗像》

移住後、どんなお仕事に就かれたんですか。

《山本》

町内にある和歌山県ふるさと定住センターで研修指導員をしています。和歌山県へ移住を希望される方々をサポートする仕事です。

土地も人も、あったかい和歌山。

《宗像》
現在のお住まいは?
《山本》
移住当初は町に紹介してもらった町営住宅に入居しました。移住後6年が経ち、近所の人から自分の理想に近い古民家を紹介してもらうことができ、現在は仕事の合間に自分で改修しながら楽しく暮らしています。
《芝》
やっぱり、地元の人たちとのお付き合いが大切なんですね。
《山本》
祭事や消防団の活動には積極的に参加して、地域の皆さんと交流するように心がけています。古民家を紹介してもらえたのも、そういうお付き合いがあったからこそだと感じます。
《芝》
和歌山の「人」はどうですか?
《山本》
気候と同様、あったかい人が多い。おせっかいなくらい優しくて大らか。留守中に玄関先へ野菜や魚介類が置かれている…なんてことがしょっちゅう。気づけば冷蔵庫の中がパンパンに(笑)2人の子どもも地域の方々に見守ってもらって、のびのびと成長しています。
《芝》
温かいご近所付き合いのエピソードですね。自然豊かな和歌山ならではです。
《山本》
海から5分のところに住んでいるので、朝起きると玄関先に新聞紙に包まれた生きた伊勢海老が置いてあったこともありましたよ(笑)

鹿や猪が庭に遊びに来る!

《宗像》
田舎暮らしで驚いたことは?
《山本》
鹿や猪が庭まで来る。1,000平米の耕作放棄地を紹介してもらって、町特産の柚子を栽培していますが、手入れをしていないとすぐに動物たちが来てしまうので、頻繁に草刈りをしています。おかげで草刈りのスキルはあがりました(笑)
《宗像》
動物たちとの知恵比べですね。
《山本》
猟師から鹿肉・猪肉を分けてもらうこともしばしば。豊かな自然のおかげで、心身ともに充実した生活が送れています。

農作業中の山本さん

お金には変えられない、豊かな暮らし。

《芝》

和歌山に住んでみていかがですか?

《山本》

東京で暮らしていた時よりも年収は大きく下がりました。これはまわりの移住者も同じです。けれど、家族と過ごす時間が増えて、自分のペースで生活することができる今の暮らしは、お金に変えることができません。毎日、楽しくて仕方ありません。

《芝》

和歌山県には、都市部に近い便利な地域・とことん田舎暮らしができる地域があり、ライフスタイルに合った移住先を見つけることができると思います。移住支援も手厚く、地域の方々・移住の先輩方・行政が一丸となって、和歌山県で新たな暮らしをスタートさせる方々を応援しています。私は有楽町の「わかやま定住サポートセンター」に常駐していますので、移住・田舎暮らしにご興味のある方はお気軽にお越し頂ければと思います。

《山本》

現地・和歌山県では私が移住のお手伝いをさせていただきます!一度、わかやま暮らしを覗きにお越しください。

「メトロガイド増刊号 Vol.1」(2017年1月発行)