川野智志さん

大阪府→田辺市

大阪府堺市出身。19歳だった2016年12月より、日本三美人の湯・龍神温泉で知られる田辺市龍神村で、地域おこし協力隊として休耕田を利用したそばづくりに取り組んでいる。

「田舎でのんびり暮らしたい」と19歳で移住

大阪府堺市出身の都会育ちだが「人ごみが苦手で、田舎でのんびり暮らしたい」と、田辺市の地域おこし協力隊に応募した川野さん。

田辺市地域おこし協力隊の川野さんと世話人の方

「世話人が3人いて、受け入れ体制がしっかりしていると感じた」龍神村を希望した。現在は「龍神そばプロジェクト」を中心に様々な活動に携わる。「社会人経験のない僕に何ができるかなという気持ちがあったので、『そば』という役割があってありがたかったです」。

田辺市のそばの花

すべてが初体験で新鮮な毎日

土づくりから種まき・収穫、そばの実を製粉するための“下ごしらえ”「磨き」や「石抜き」、麺打ち、できあがったそばの配達まで、手ほどきを受けながら製粉以外の全ての工程を行う。

そばを作る川野さん

大阪にいた頃は土にも触ったことがなかったが、今ではトラクターも乗りこなす。「何もかもが初体験で毎日が新鮮です。畑仕事も全く苦にならないですね」。当初3反ほどだった畑は、今年8反弱に拡大。来年は10反近くまで増える見込みだ。

龍神そばは、そばの風味をしっかりと感じられる素朴な味わい。「道の駅・水の郷日高川 龍游」のつぐみ食堂では特産品であるしいたけの天ぷらなどとともに楽しむことができる。

温かい人たちに囲まれて

「先駆者の方々が基盤を作ってくださっていたので馴染みやすかったです。Iターンの人にも多く出会います。地元の方もみんな温かくて本当に住みやすい。20歳になった時にはみんなで誕生会を開いてくれて、自分の息子や孫のように接してくれるんです」。任期終了後も龍神村に住み続けたいと望む川野さん。「それには仕事が必要。龍神そばをやりながら、自分のやりたいことを見つけ、次の段階に進めたらと思っています」。

そばを束ねる田辺市の地域おこし協力隊の川野さん