
会社情報
事業者名(会社名) | 3時のかんぶつ屋さん(株式会社野田商店) |
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住所 | 和歌山県海南市藤白189-1 |
業種 | 食品製造・加工業、卸売業 |
事業内容 | お菓子の自社開発、製造、販売(食品卸売業) |
乾燥ひじきに高野豆腐、切干大根といった乾物が、3時のおやつにぴったりのおいしいスイーツに変身するのを想像できますか?
株式会社野田商店は、海南市にある昭和24年創業の食品卸売会社です。全国のメーカーから調味料や乾物、飲料などの食品を仕入れ、給食事業者や飲食店、小売店などの客先へ配送する仕事をしています。
この野田商店では、配送商品を出し入れする倉庫の隣に少し変わったお店を開いています。お店の名前は「3時のかんぶつ屋さん」です。
店内にはシフォンケーキやパウンドケーキ、クッキー、プリン、そしてパフェまで、スイーツ好きの心を躍らせる商品が並んでいます。
パッケージをよく見てみると「わかめ」「寒天」などの文字。「3時のかんぶつ屋さん」の“かんぶつ”は「乾物」を指しています。ここは乾物を使用した手作りスイーツを販売しているお店なのです。
NHKや地元新聞社などメディアに取り上げられたことを機にお店の名前が知られ、今では発売日の問い合わせが入る商品や完売する商品もあるのだそう。
乾物スイーツを「3時のおやつに食べたい」と、子供や若いお母さんがお店に訪れています。
今回体験できる内容
「3時のかんぶつ屋さん」では、ひじきシフォンケーキやわかめパウンドケーキをはじめとする、豊富な種類の乾物スイーツを揃えています。レシピはもちろんオリジナル。商品は社内の工房で作っています。
当日は、乾物スイーツ作りやお店での販売業務を体験できるほか、お店を開くまでの準備や道のりについて話を聞く時間も設けています。
「いつか自分のレシピでお菓子屋さんを開いてみたい。」と思ったことのある方は、より充実した時間を過ごせるでしょう。
希望があれば、ルート配送の仕事にも同行できます。野田商店が商品を配送する紀北エリアは、和歌山市や海南市など交通アクセスが良く遊ぶ施設も充実したエリアです。
社長の野田智也さんは、「企業や病院、飲食店に配送しながら、街中もいろいろ見られますよ。」と話してくれました。都市部近辺への移住を検討している方は、このエリアでの暮らしをイメージする機会としても活用できそうです。
仕事のこだわり
それにしてもなぜ、70年以上食品卸売業を続けてきた野田商店が乾物を使ったスイーツのお店を始めたのでしょう。
智也さんにお話を伺うと、「卸売業だけじゃなくて、野田商店らしい商品を作りたいと考えていたんです。原点に立ち戻ろうと会社について調べていたら、祖父が乾物屋に丁稚奉公していたことがルーツだとわかって、もう一度乾物にスポットを当てたいと思ったんですね。それで思いついたのが乾物スイーツやったんです。」と話してくれました。
そこから1年以上試行錯誤を重ねて「ひじきシフォンケーキ」が生まれ、「3時のかんぶつ屋さん」を開くに至ったのだそう。
ところで野田商店のある海南市ですが、実はお菓子会社にはよく知られた土地でもあります。お菓子の神様を祀る橘本神社で毎年「全国銘菓奉献祭」が行われ、全国の菓子業者約180社が銘菓を奉献しているのです。
「ぜひお菓子発祥の街、海南市に来てみてください。」と智也さん。お菓子作りの仕事をしたいと願った経験のある方は、お菓子に縁のあるこのお店を訪れてみてはいかがでしょうか。
体験スケジュール
1日目(10:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.3時のかんぶつ屋さんの仕事の説明/会社(倉庫や工房など)案内
(ルート配送:配送先や回るエリアについて説明)
※3時のかんぶつ屋さんの事業立ち上げの経緯、レシピ開発、
出張教室のお話などは、3日間のうちどこかで。
かんぶつ屋さん:店頭販売の見学・お手伝い
2日目(8:00~17:00)
1.ルート配送希望ありの場合:配送同行
2.かんぶつ屋さん:スイーツづくりの見学・お手伝い
※仕事の状況により変更があります。
3日目(11:00~12:00)
1.かんぶつ屋さん:スイーツづくりの見学・店頭販売の見学・お手伝い
2.海南市の情報提供(海南市/奥村さんから)
3.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答
注意事項
最少催行人数:1名
費用:無料(宿泊費別)※宿泊費は一部補助あり。
宿泊場所 :近隣宿泊施設