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【白浜町日置川】海から10分 ヒサカキ山をなりわいに

海から10分 ヒサカキ山をなりわいに

温泉や白良浜ビーチ、パンダがいるアドベンチャーワールドなどが有名な白浜町。その白浜町の日置川地域では、カヌーや農業・藍染め体験など、体験観光や、民泊が積極的に行われている地域です。そんな日置川地域の海から10分の場所にある、ヒサカキが群生する山のなりわいを引き継いでくれる方を、山崎さんは探しています。

 

「そもそもヒサカキとは?-」

ヒサカキとは、ツバキ科の常緑小高木。西日本では仏前に、東日本では神事に用いられます。従来から山採り生産されていましたが、山村の過疎、高齢化が進み生産者が減少。それでも、栽培方法や販売ルートが確立されており、年中需要があるため、後継者の育成が期待される品目です。実は和歌山県では、ヒサカキを「ビシャコ」という特有の名で呼び、一般的に使われています。墓前にも供えられるため、県内のスーパーにも広く出回っています。

 

全てはやる気次第

-ヒサカキは、いつぐらいから始められたんですか?

最初は僕じゃなくて母親が40年ほど前からやってたんですよ。ヒサカキ専門って訳じゃなくて、当時はみかんとか梅とかもやっててね。僕も若い時から手伝ってたんやけど、僕自身の本職は大工なんで、母親が辞めてから山の手入れは行き届かなくなってしまって、今はもうヒサカキだけになってしまったんよ。

 

 

-そうなんですね。ヒサカキの現状はどのような感じでしょうか。

ヒサカキは本来、収穫しやすいように低く剪定するんですよ。自分がやる範囲はそんな風にやってるんやけど、手が回らない山の方は、ヒサカキが高く成長してしまってるんやな。だから、新しくやる人は、最初は剪定なんかも必要やなあ。

 

 

-山崎さんは大工ということですが、ヒサカキには、どのくらい取り組んでおられますか?

大工が休みの時にやってるくらいやけど、今も4~5店舗のスーパーに出してますよ。ヒサカキの枝5本を1束で、スーパーの売値がだいたい200円~230円くらいかなあ。そのうち8割くらいが僕らの取り分やね。やから、とくかくやる気次第ですよ!週末だけちょこっとやって、小遣いには十分なってますよ。専念したらね、1日、100束くらいはできますから。

 

 

-どんな作業になりますか?

僕らからしたら簡単ですよ。切って、束ねて、出すだけ。あとはスーパーに持っていって。もちろん年に肥料も1回やったりはありますけどね。

 

 

-それは山崎さんだから簡単なだけのような…。実は難しいのではないですか?

まあ、最初はそう思うかもしれんけどなー。難しいことないですよ。やり方は僕が全部教えますよ。僕は面倒見ええからね!あとは、道具も倉庫も作業するとこも全部貸しますよ。山の作業が間に合ってないから、木が成長して高くなってる分、最初は小さいハシゴ使ってやらなあかんな。剪定のやり方も教えますよ。

 

 

-そう言っていただけると有り難いです。最後に、どんな方に引き継いで欲しいですか?

やっぱり、ちゃんとやる気持ってやってくれる方やね。せっかくの山やけど、自分で全部やるのは無理。海も近くにあるし、自然豊かなところで住みたい人、今多いでしょ?そんな人で、やる気持ってもやってくれる人がおったら、僕は全面的に協力しますよ。ヒサカキ以外に新しく始めても僕はいいんです。山を有効に活用してくれたら。でも、本気でやってくれる人じゃないと。なんの仕事でもそうやけど、甘い考えの人は無理やと思いますよ。真面目にやる人じゃないと。なんでもやる気次第!

 

 

―すぐそばには田や川があり、何より海がある。温泉施設や、テニスコートがあり、高速道路のICも近いという便利さもある。ヒサカキ(ビシャコ)という地方ならでは“なりわい”の継業に関心のある方、まずはご相談ください―

事業所名 -
事業内容:ヒサカキ(ビシャコ)生産
所在地:白浜町日置川地域
対象者:移住者継業支援プロジェクトに登録済みの移住(希望)者
引継条件:賃貸、売却を希望(山を有効に活用していただける方、計画を持っている方)
引継内容:ヒサカキ山、道具一式
住居提案:町が把握している空き家があれば情報提供
問合せ:和歌山県移住定住推進課 073-441-2930