
事業者名(会社名) | アトランティスファーム |
住所 | 和歌山県紀の川市 |
業種 | 農業 |
事業内容 | レモン栽培・居酒屋経営 |
「3年前、人助けで始めたレモン栽培。気付いたら自分が助けられていました」そう話すのは、温暖な気候に恵まれ果物栽培がさかんな和歌山県紀の川市でレモン農家を営む、アトランティスファームの山本敏之さん。
元々和歌山県内で飲食店を経営していた山本さんは、働けなくなった知人の再就職先になれば…という思いで、農業の世界に足を踏み入れました。
西洋では植物の香りが治療やセラピーとして使われることや、国内で流通しているレモンの8割が輸入品ということを知り、レモン栽培の可能性を感じたそう。
働けなくなった知人の社会復帰の場として始めたレモン農家ですが、経営する飲食店のスタッフの再雇用先として、また周りの人が気軽に農業に触れられる場になっていることから、山本さん自身も農園に助けられているといいます。
和歌山県は言わずと知れたみかんの名産地。レモンもみかんと同じ柑橘系であることから、今後は和歌山産のブランドレモンを作っていきたいと考えているそう。
これまで、飲食店の経営をはじめ、大工見習い、美容師経営などさまざまな業界を経験してきた山本さん。「農業ほど計画通りにいかない仕事はありませんが、可能な限り化学肥料や農薬を使わない、美味しいレモンを作っていきたい」と話します。
今回体験できる内容
アトランティスファームで栽培するレモンの木は、現在1200本ほど。多様な乳酸菌が含まれた特別な肥料を使っているそうで、山本さんのレモンの木は、通常より早く成長しているそう。しかし、良い肥料、無農薬であればあるほど害虫被害を受けたり雑草の伸びも早く、農園の管理には気を遣っているそうです。
今回体験できる内容は、レモン農園での季節に応じた仕事。病気や害虫から守るための草刈りや剪定、季節によっては収穫も体験することができます。年に数回開花するレモンの花は、レモンの実と同じ香りがするそう。
レモンは、食事のアクセントにもデザートにもなる万能な果物ですが、意外と知らないで口に運んでいる人は多いのではないでしょうか。農業体験としてはもちろん、どんな経過を経てわたしたちの手元に届くのかを知る社会勉強にもなるところも、この体験の魅力です。
「何をしていいかわからない」は可能性の塊。そんな人にこそ来て欲しい
山本さんの農業のテーマは「サイコウチク」。この言葉には”再構築”だけでなく、”最高”と”再耕”の意味も含まれているといいます。植物のエネルギーを感じながら農園を育て、他の事業と繋げていくのが展望のひとつ。収穫期だけに頼るのではなく、価値をつけていくことを大切にしています。
「繰り返しの人生ではなく、積み重ねの人生を送りたいんです。その場凌ぎではなく、未来に繋がる仕事をしていきたい。この町は、自分のやり方次第で拓ける可能性があると思います。漠然と仕事や生き方に悩んでいる人も、ぜひ体験しに来て欲しいですね」
農業に興味があってもなくても大丈夫。もちろん知識も必要ありません。いつもの毎日から少し外れて、これまでとはまったく違う経験をしてみませんか?
スケジュールイメージ
1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.アトランティスファームを始めたきっかけ
3.農業のお手伝い
・農場見学/道具の説明/出荷/草刈りなど
※季節により異なります。
2日目(9:00~17:00)
1.農業のお手伝い
・剪定/収穫/選果/出荷/草刈りなど
※季節により異なります。
3日目(9:00~15:00)
1.農業のお手伝い
・剪定/収穫/選果/出荷/草刈りなど
※季節により異なります。
2.体験の感想、質疑応答
補足情報
最少催行人数:1名
費用:無料(宿泊費別)※宿泊費は一部補助されます。
宿 泊 場 所 :近隣宿泊施設