地球家族

人や自然とのご縁(繋がり)を生きる

会社情報

事業者名(会社名) 地球家族
住所 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町
業種 農業・その他
事業内容 米・野菜の栽培、梅などの加工品の製造販売、YouTubeチャンネルの運営、イベントなどの地域活動

和歌山県那智勝浦町の色川地区は人口300人ほどの集落です。先人たちが築き上げてきた美しい棚田が広がり、その景観は、農林水産大臣認定「つなぐ棚田遺産」に選定されています。

「太田川上流の水源地にある集落という点は、色川に惹かれたポイントの一つです。自宅の裏山からお水をいただいています。陸の孤島と言われるほど山深いですが、だからこそ周辺にはこうした水源がたくさんあるんです」

「色川は人々がずっと自然と向き合って、自然とともに生きてきた場所」と語る東条雅之さんは、この地区で「地球家族」を合言葉に、地球上の生きとし生ける命の平和を願いながら農的・自給的な暮らしを築いています。

多品種のお米や野菜を栽培し、沢の水を使ったピコ水力発電で電力も自給しながら暮らす毎日を「大地とつながる手作りの暮らし」と表現する東条さん。

「地域活動にも積極的に参加し、みんなで助け合って生きていきたい」と、“人や自然とのご縁(繋がり)を生きる”ことをテーマに掲げています。

収入を最大化することよりも、人や自然とのつながりを豊かにすることを優先する。命の循環、自然との共生を目指すその生き方には、「暮らし」と「仕事」との境界があまりありません。

「暮らしが趣味とも言えますね。心と体が喜ぶ暮らしです。自然の恵みにより生かされているという安心感が得られますよ」

今回体験できる内容

自然栽培による田畑での農作業、山里での百姓的な暮らしを通じて「大地とつながる手作りの暮らし」を体験しましょう。

「円(お金)ではなく縁で生きる」ことをモットーとする地球家族ですが、「お金を否定しているわけではありません。お金もご縁というつながりの中で循環できたらいいですね」と東条さんは言います。

「梅がたくさん収穫できるので、梅干しや梅シロップ、梅肉エキスなどの加工品を作って販売したり、自分たちの暮らしに必要な量以上に収穫できた野菜などを販売したり、野草茶を作ったり」

自分たちの暮らしの余剰分を、外貨を稼ぐようなイメージでお金に変えながらご縁の暮らしを維持しています。

種の自給も大切なテーマです。「種をまいて、お世話をして、実りをいただき、種をとってまたまいて…という命の循環が種から始まります。種とりをする人の減少と共に失われていく各地で受け継がれてきた在来種のお米や野菜の種をつないでいきたい」と、毎年春に種を持ち寄って分かち合う「種の交換会」を開催していて、地域内外の人たちの交流の場にもなっています。

その他YouTubeチャンネルの運営、ご縁のある方から依頼される仕事、「棚田を守ろう会」や地域の消防活動への参加など東条さんの取り組みは多岐にわたります。

「色川には、移住前に約15軒のお宅訪問を通じて地域をよく知っていただくという特徴的な定住プログラムがあります。地域の一員として協力するということを大切にしているんです。神社やお寺の掃除、公民館の草刈りなど地域の仕事も一緒にしてもらえたら嬉しいですね」

しごと・暮らしの特徴

大学卒業後は “みんなが笑顔で暮らせる世界を目指そう”と心に決めていた東条さん。就職はせずに知人の紹介で、山口県で塩づくりをしながら自給的な暮らしをしているご家庭に居候していました。

「身の周りの自然から恵みをいただいて、みんなで助け合って生きる姿は、もともと関心のあった貧困や環境問題を生み出さない平和な暮らしだと感じました」

同じ頃、山口県の瀬戸内海に浮かぶ小さな島「祝島」にも出会います。海の恵みに支えられ、互いに助け合う地域の共同体が残る島です。しかし、その対岸では原発建設計画が進められていました。問題を感じた東条さんは現地で起こっていることを撮影し、発信を始めます。

そして2011年に発生した東日本大震災を契機に、いのちをテーマにしたドキュメンタリー映画の制作を開始し、4年余りの歳月をかけ、「祝福(いのり)の海」を完成させました。こうしたドキュメンタリー映像の制作や上映活動はこれからも続けていきたいと言います。色川への移住もこの映画の上映会がきっかけでした。

「結婚してから和歌山県の田辺市で暮らしていたので、色川のことは知っていました。映画の上映会で色川在住の方と出会ったことで、妻と度々訪れるようになり移住が実現したんです」

深い自然の中で暮らしたいという思いと人のご縁に導かれたと言います。こうしたご縁をつなぐ“場作り”を今後も積極的に行っていきたいそうです。

そんな東条さんと「地球家族」の一員として、色川での暮らしを体験してみませんか?

体験スケジュール

1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2. 「地球家族」の暮らしと仕事の説明
・日常の自給的な暮らしの体験
・田畑や周辺環境、ピコ水力発電などの見学
※実際の仕事状況によって変更があります。

2日目(9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い
・自然栽培による田畑での農作業
・収穫したものでごはんづくり
・6月の梅の時期は、梅の収穫・加工品(梅干し、梅シロップ、梅肉エキス)づくり
※実際の仕事状況や、参加者の要望に合わせて行います。

3日目(9:00~15:00)
1.仕事のお手伝いや地域交流体験
・自然栽培による田畑での農作業
・収穫したものでごはんづくり
・希望により、集落内を回ったり、手作りの暮らしをしている方との交流
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答
※実際の仕事状況や、参加者の要望に合わせて行います。

集合場所・アクセス情報

(公共交通機関の場合)
・JR紀伊勝浦駅から町営バス色川線で1時間ほど

補足事項

最少催行人数:1名
宿泊場所:近隣宿泊施設

体験経費

参加費:無料
交通費/宿泊費/食費:自費負担