合同会社 福壱

仲間と共に成長できるネギ農園

会社情報

事業者名(会社名) 合同会社 福壱
住所 [本社]
和歌山県紀の川市野上204-5
[加工工場]
和歌山県紀の川市名手市場661-2
[農園]
和歌山県紀の川市野上204、196
和歌山県名手市場754
業種 農業
事業内容 青ネギの品種「ふくいち」の栽培から加工、販売

和歌山県北部に位置する紀の川市は、桃をはじめ、はっさく、柿、キウイフルーツ、いちごなど四季折々の果物の栽培が盛んな全国有数の果物産地です。農業産出額全体では和歌山県内1位を誇ります。

そんなフルーツのまち紀の川で、ネギ栽培を行っているのが「福壱」です。市の東西を流れる紀の川の北側、関西空港のある大阪府泉佐野市と隣接する旧粉河町エリアで、2020年から栽培を始め、2021年の4月に合同会社としてスタートしました。

「福壱」の代表を務める前阪昂佑さんは、関西ハウスクリーンという清掃会社の社長も務める経営者です。コロナウイルスの感染が拡大する中、農業を営んでいた祖父母が残した農地を管理する必要に迫られていました。そこで本業である清掃会社の売り上げの足しになればとネギ栽培を始めます。ところが清掃会社はほとんどコロナの影響を受けることなく、ネギ栽培事業も順調に成長。結果的に今まで以上に忙しく働いています。

起業についても、就農についても熟知する前阪さんなら、そのノウハウを実体験から教えてくれるでしょう。ネギ栽培の仕事を体験しながら、多くのことを学べるチャンスです。

今回体験できる内容

「福壱」では、その名の通り「ふくいちネギ」の栽培から加工、販売を行っています。昔から関東では白い部分を食べる根深ネギ、関西では葉の先端まで食べられる青ネギが栽培されていますが、「ふくいちネギ」は、肉厚で極濃緑色が特徴の青ネギの一品種。夏にも冬にも強くて、オールシーズン収穫が見込めるのも魅力です。

ネギは、収穫の際、根元から「抜く」のではなく「切る」ため、そこから再びネギが生えてきます。何度も収穫することができるので効率がいい。管理もしやすいので「新規で就農する方にもオススメ」と前阪さん。

今回は、ネギの収穫と出荷前に行われる調整という作業を体験させていただきます。調整は、掃除とも呼ばれますが、ネギの根葉を切ったり、皮をむいたりしてきれいに整える作業です。難しい作業ではありませんので、この機会にぜひ挑戦してください。

柔らかくてほのかに甘みもある「福壱のふくいちネギ」。旨みをそのままにネギが持つ特有の臭みを抑えているので、どんな料理とも相性抜群。カットネギや乾燥ネギの加工品も製造し、道の駅などで販売もしています。収穫・調整作業の次のステップとして、加工品の製造作業もお手伝いさせていただきましょう。

仕事・くらしの特徴

前阪さんは、紀の川市で生まれ育った後、大阪で会社員として働いていたUターン起業家です。一度故郷を離れたからこそ、紀の川の良さを改めて実感するとともに、地域を元気にできるような若者が集う場がないという課題も見えてきたといいます。

「いろいろな人が集まって、楽しみを多くの人と共有できる活気ある場所が作れたら」と前阪さん。

会社員時代は、週末副業としてご実家の空き家や農業用倉庫をバー併設の民泊施設に生まれ変わらせ、特産であるフルーツを使って町おこしを行う「紀の川フルーツ・ツーリズム」の活動にも参加していました。

そこで出会った仲間たちは、農業を営む上での悩みを共有し、問題を一緒に解決できる存在になっているそうです。だからこそ「福壱」でも「仲間の成長を共に支え合う」という働き方をポリシーとしています。

農業を始めるにあたっても、農地の取得や補助金の申請など、大変なことは少なくありません。それらを乗り越え事業を成立させている前阪さんから、移住後の仕事や暮らしを支える方法を伺い、具体的なイメージを膨らませてみてはいかがでしょうか?


体験スケジュール

1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.福壱の仕事の説明
・会社の説明
・ネギの収穫作業の説明
3.仕事のお手伝い
・ネギの収穫・調整
※実際の仕事状況によって変更があります。

2日目(9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い
・ネギの収穫、調整
・加工品の製造や納品
※実際の仕事状況によって変更があります。

3日目(9:00~15:00)
 1.仕事のお手伝い
・ネギの収穫、調整
※実際の仕事状況によって変更があります。
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答

補足事項

最少催行人数:1名
宿 泊 場 所 :近隣宿泊施設

体験経費

参加費:無料
宿泊費:3,000円/泊まで補助あり
※初回の体験のみ適用
食費:自費負担
交通費(自宅~集合場所):自費負担