桃山町植木組合

緑化樹木の生産農家による組合組織

会社情報

事業者名(会社名) 桃山町植木組合
住所 和歌山県紀の川市桃山町市場648-1
業種 農林水産業
事業内容 緑化樹木の生産農家による組合組織

和歌山県内でも群を抜いて農業が盛んな紀の川市。農業と言えば、野菜や果物をイメージする方も多いかもしれませんが、庭木や街路樹に使用する樹木の生産もそのひとつ。桃山町植木組合は、紀の川市西部に位置する桃山町で緑化樹木を生産する農家によって運営される組合組織です。

結成から50年。日本一の植木産地を目指して、移り行く時代のニーズに対応しながら豊富な樹種を生産してきました。手がける種類は、アオキやシャリンバイなどの中低木からシラカシやモミジなどの高木まで、用途や要望に合わせて、その数を増やしています。

現在、組合には80ほどの農家が在籍していますが、高齢化が進んでいます。次世代を担う生産者を育成するため、県や市の内外から就農希望者を募集し、研修の実施や独立までのサポートも行っています。

今回体験できる内容

この体験では、桃山町植木組合が実際に行っている新規就農者の受け入れプログラムをもとに、各種研修の受講や現役の植木農家さんのもとで農作業のお手伝いをしていただきます。植木農家にとって、作業の集中期間となるのは、秋から翌5月頃まで。

その間、長年活躍している先輩農家さんのそばで技術を学ぶとともに、仕事のやりがいや苦労した点など、リアルなお話を聞くことができるはずです。さらに、この町での暮らしなど移住を検討する際の参考になる情報も聞けるでしょう。

また、一見すると力仕事のような印象を抱きがちですが、種類によっては背が低いものやプランターで育てるものなど扱いやすい樹木もあるため、女性でも始めることができると言います。

仕事・くらしの特徴

組合員の一人である向さんは、50歳から未経験でこの仕事をスタート。最初の数年は先輩農家さんのお手伝いから始まり、そこで一連の仕事を教わります。また、自身で手がける樹木が出荷できるまでに成長するには数年かかるため、それまでは他の仕事とかけ持ちして生活を賄う必要も。

しかし、独り立ちしたあとには、仕事をした分だけ自身の収入につながる未来が待っています。同じ農業でも、青果と比べて樹木は売り物となる期間が2~3年と長いため、出荷を焦ったり急いだりすることなく仕事ができる点も魅力だと言います。

近年は、公園や街路樹用の樹木の出荷がメインになっているほか、自宅観賞やガーデニング用に向けた観葉植物なども需要が増えているとか。独立までの期間を乗り越えられる辛抱強さと、生き物に対してこまめに目をかけられる性格をお持ちの方にはぴったりの仕事と言えそうです。


体験スケジュール

1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.桃山町植木組合の説明
・組合に関する説明
3.研修受講

2日目(9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い
・先輩植木農家さんのお手伝い

3日目(9:00~15:00)
1.仕事のお手伝い
・先輩植木農家さんのお手伝い
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答

補足事項

最少催行人数:1名
宿 泊 場 所 :近隣宿泊施設

体験経費

参加費:無料
宿泊費:3,000円/泊まで補助あり
※初回の体験のみ適用
食費:自費負担
交通費(自宅~集合場所):自費負担