
会社情報
| 事業者名(会社名) | みなべクラフト梅酒(株式会社CU9) |
|---|---|
| 住所 | 和歌山県日高郡みなべ町北道200 |
| 業種 | 小売業・農林水産業 |
| 事業内容 | クラフト梅酒の企画・ブランディング・販売 |
和歌山県みなべ町は、梅のトップブランド「南高梅」の発祥の地です。温暖な気候と風土に育まれ、果肉が厚く香りがよい南高梅は、梅干、梅酒、梅ジュースとオールマイティーに利用されています。
役場には50年以上前から「うめ課」が存在するほど、梅はみなべ町にとって重要な産業です。2008年には「紀州みなべ梅酒特区」に認定され、少量生産事業者でも酒類製造免許の取得が可能になりました。
「みなべクラフト梅酒」は、こうした土壌を活かし「新しい発想で自由に、変化を楽しむ梅酒をつくりたい」という思いで2021年に立ち上げられたブランドです。みなべ町にある4軒の小規模農家により11種類のクラフト梅酒が製造・販売されています。
プロジェクトの発起人である高田遼さんの使命は、「みなべクラフト梅酒」のブランドを構築することです。代表を務める株式会社CU9は、ブランドの世界観を発信する重要な役割を果たしています。
「商品の企画、マーケティングから販売まで一貫して自分たちで行っています。プロモーションやイベント、新規の営業開拓のために海外に出向くことも増えました」
世界初のジンベース梅酒「Yii(イー)」を開発し、クラフト梅酒で世界に挑む高田さん。原材料となる梅の栽培から消費者に届くまでの全てを徹底的にコントロールして「みなべクラフト梅酒」のブランド価値を高めるべく邁進しています。
「地域の特産品をブランド化することやブランドを作って世界に届けることに関心がある方にとって、学べることは充分にあると思いますよ」
今回体験できる内容
CU9では、自社農園を管理しながら、一緒にブランドを作り上げてくれる仲間を募集しています。梅栽培は6月の収穫期を中心に剪定や芝刈りなどさまざまな仕事がありますので、まずは時期に合わせた農作業を体験しましょう。
「ブランドの根幹であるストーリー作りの一環として畑仕事があります。その点を理解してもらえる方と一緒にブランド作りができたら嬉しいですね。プロモーションを行う上で、普段から畑に触れている人がクラフトマンシップを語ることが重要なんです」
梅酒にはベースとなるお酒の定義はありません。「みなべクラフト梅酒」のラインナップも、ジンをはじめ、日本酒、焼酎、泡盛、ブランデー、ウイスキーと多彩です。みりんをベースにした商品も展開しています。「梅酒というフォーマットの中で、新たな商品開発にも取り組んでほしい」と高田さん。
ファブレス経営を採用し、梅酒の製造は町内の酒造会社等に委託するCU9は、売り上げが順調に伸びているため、自社への醸造設備の導入を検討中だそうです。耕作放棄地を活用した農地の拡大も視野に入れています。
CU9で、梅の栽培から企画、製造販売、発送までの一連の流れを学び、「Farm to Table」のコンセプトを実感してください。今後は、品質管理や商品管理など業務の幅が広がることも予想されますので、好奇心旺盛で、学ぶ感度の高い方におすすめです。
南部駅近くの呉服店を改装したワーケーション施設も保有しているため、具体的に暮らしのイメージを描きながら仕事体験ができますよ。
しごと・暮らしの特徴
家庭でも気軽に作られてきた梅酒は、日本人にとって身近で親しみやすい存在です。みなべ町でもお祭りなどで振る舞われていましたが、そのクオリティの高さに驚いたと高田さんは言います。
そのギャップに商機を見出した高田さんは、マーケティングやブランディングに携わってきた自身の経験を活かせば、これまでの梅酒のイメージを覆せると考えました。
目指すのは“嗜好品”として楽しめるラグジュアリーな梅酒です。
「通常の販売チャネルは一切通さず、自社サイトを軸に、扱ってほしいと思う飲食店には自ら持ち込んで販路を広げています。幸いハイエンドなカルチャー誌などに取り上げていただく機会が増え、お酒にこだわる人に知っていただけるようになりました」
今では、名だたるホテルやレストランに置かれるようになり、香港でのローンチも果たしました。2025年には東京・学芸大学駅すぐの場所に初のフラッグショップもオープン。洗練されたブランディングにより、その世界観に共感する人の輪が広がっています。
「みなべ町と梅という素材を活かすブランドという点は今後も変わりません。しかし、梅酒以外にも梅を活かす可能性は模索していきたいですね。実際、スイーツや香水の開発にも踏み出しています」
ブランドの発展のために、さまざまなアプローチが可能な「みなべクラフト梅酒」。だからこそ、どんな仕事をしたいかという発想ではなく、自分に何ができるかを多面的に考えて行動できる方のご参加をお待ちしています。
採用情報 ※しごと・暮らし体験後に就労した際の情報です。
| 勤務地 | 和歌山県日高郡みなべ町北道200 |
| 仕事内容 | 梅農園の管理、梅の栽培(収穫、剪定などの農作業)、商品管理や発送、プロモーション活動、商品企画など |
| 給与 | 要相談 |
| 雇用形態 | 業務委託 |
| 求める人物像 | ・ブランド作りへの興味と理解:単なる農作業ではなく、ブランドのストーリー作りの一環として畑仕事があることを理解できる方
・柔軟な働き方への適応力:畑仕事、商品開発、イベント対応など、時期によって業務内容が変化することを楽しめる方 ・地域の魅力を世界に伝えたいという想いのある方 ・主体性とコミュニケーション能力:「こういうメッセージはどうだろう」「こういう取り組みはどうだろう」と積極的に提案できる方 ・年齢は問いませんが、体力的な面も考慮し、比較的若い世代を想定しています |
| 勤務時間・曜日 | 収穫準備~収穫期(5末~7月頃):週休2日 その他:能力および委託業務に応じて要相談 |
| 待遇・福利厚生 | 収穫期など畑仕事がある際は、お昼ごはんは弊社で用意 |
体験スケジュール ※3泊4日〜4泊5日で調整
1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2. 「みなべクラフト梅酒」の仕事の説明
・株式会社CU9の役割
・ブランド戦略に関するレクチャー
※実際の仕事状況によって変更があります。
2日目(9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い
・収穫、摘果などの農作業
※実際の仕事状況によって変更があります。
3日目(9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い
・収穫、摘果などの農作業
・ワーケーション施設での事務作業
※実際の仕事状況によって変更があります。
4日目(9:00~15:00)
1.地域交流体験
・「みなべクラフト梅酒」の製造現場の見学
・周辺環境の見学
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答
※実際の仕事状況によって変更があります。
集合場所・アクセス情報
集合場所:和歌山県日高郡みなべ町北道200(株式会社CU9)
・JRきのくに線「南部駅」から徒歩6分
補足事項
最少催行人数:1名
宿泊場所:ワーケーション施設または近隣宿泊施設
体験経費
参加費:無料
宿泊費:3,000円/泊まで補助あり
※初回の体験のみ適用
食費:自費負担
交通費:自費負担

