Natsumi Chatsumi

日本の伝統文化を継承する「茶園」

会社情報

事業者名(会社名) Natsumi Chatsumi
住所 和歌山県田辺市本宮町
業種 農業
事業内容 お茶の栽培、加工、販売

世界遺産に登録されている熊野三山。その一つである熊野本宮大社は紀伊半島南部の田辺市本宮町に位置し、神々が宿ると言われる聖地です。

雄大な山々が連なる本宮町。その山の頂きに広がる茶畑で、お茶栽培を行なっているのが倉谷夏美さんです。約70年前に祖父母が開拓した茶園を受け継ぎ2018年Natsumi Chatsumiの名で茶畑の運営を開始しました。

3年目に突入し「続けるのが一番大変」と話しながらも、茶葉を生産して出荷するだけでなく、オリジナルブランド「なっ茶」を製造し直販を開始するなど事業の幅を広げています。

まだ24歳という若さの倉谷さんは農業高校の出身で、管理栄養士の資格も取得しています。現在は、「食べても大丈夫なお茶」を目指して、無農薬にこだわったお茶作りに励み、子どもの頃から好きだった食やものづくりの道を邁進中です。

「学校で無農薬栽培を学んだわけではないので、全く知識のないところからのスタートだった」と言いますが、一歩一歩、自分の目標に向かって進んできた倉谷さんだからこそ、これから農業を始めたいと考えている人にとって有意義な体験を提供してくれるのではないでしょうか。

今回体験できる内容

お茶栽培の繁忙期は、収穫を行う4月下旬から6月頃。この時期は、アルバイトの方に来てもらったり、地元の方に手伝ってもらったりと大忙しです。それ以外の時期も、草取りをしたり、肥料を撒いたり、仕事に際限はありません。

そして自社ブランド製品の加工や販売も大切な仕事です。販売してくれるお店に出向いたり、イベントや百貨店の催事に出店したりもしています。

Natsumi Chatsumiで販売するお茶は、一般的に流通する蒸し製の「緑茶」と違い、天日に干した茶葉を炒って作る全国的にも珍しい「釜炒り茶」です。熊野地方では「番茶」と呼ばれて昔から親しまれてきました。

「この辺りには、庭先にお茶の木が植わっていて、それを摘んでオリジナルのお茶を作って飲んだり、郷土料理である茶粥に使ったり、地域に根ざしたお茶文化があるんです」

日本舞踊の師範資格を持つ倉谷さんは、日本文化の継承もNatsumi Chatsumiの仕事の一つと位置付けています。

今回の体験では、茶畑の仕事を手伝いながら、熊野地方の伝統的な茶葉の製造方法を知り、地元の食文化についても触れてください。さらに、栽培した茶葉がどのように製品となり消費者に届けられるのかについても学んでいきましょう。

仕事・くらしの特徴

本宮町生まれの倉谷さんは高校卒業後、管理栄養士の資格を取得するため大阪で4年間過ごし、UターンしてNatsumi Chatsumiを立ち上げました。

きっかけは、茶園を営んでいた祖父の急逝です。幼い頃から身近にあった茶畑が存続の危機に陥っていることに心を痛めていた倉谷さんにあるメッセージが届きます。

「あなたが継げばいいんじゃない?」それは学生時代にホームステイをしていたハワイのホストファミリーからの言葉でした。

「ハワイのみんなが応援してくれるならできるかも」そんな楽観的な考えから継いだのが始まりと話す倉谷さん。だからこそ、「本宮町でお茶農家として頑張っている人がいない」という状況には危機感を感じています。

本宮町には、起源が平安時代にまで遡る「音無茶」という歴史あるお茶があり、JAの茶工場で生産していました。しかし、その撤退も決まってしまい「衰退の一途を辿っている」と言います。

そんな中でも倉谷さんは、この地域に根付く「釜炒り茶」の独自性を武器にお茶作りを続けていこうと意気込んでいます。

「将来、この地域で一緒に頑張りたいと言う人が現れた時に、経済的にもサポートできる存在でありたい」と語る倉谷さん。

この機会に、倉谷さんが日本古来の伝統を守りながら暮らす本宮町に足を運んではいかがでしょうか?


体験スケジュール

1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.「Natsumi Chatsumi」の仕事の説明
3.仕事のお手伝い
・茶畑の整備や管理
※実際の仕事状況によって変更があります。

2日目(9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い
・茶畑の整備や管理
・釜炒り茶の製造方法を学ぶ
(天日干しや機械による釜炒りなど)
2.茶粥体験
・郷土料理の茶粥作りと試食
※実際の仕事状況によって変更があります。

3日目(9:00~15:00)
1.仕事のお手伝い
・茶畑の整備や管理
・自社製品の販売のお手伝い
(出荷作業、ネット通販の対応など)
※実際の仕事状況によって変更があります。
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答

注意事項

最少催行人数:1名
費用:無料(宿泊補助あり)
宿 泊 場 所 :近隣宿泊施設