和歌山県木炭協同組合

紀州備長炭の製造

会社情報

事業者名(会社名) 和歌山県木炭協同組合
住所  和歌山県みなべ町
業種 製炭業
事業内容 紀州備長炭の製造

紀州(今の和歌山県全体と三重県の一部)で生まれた最高級の炭、紀州備長炭。そんな最高級の炭が、昔ながらの製法で今もつくり続けられています。

紀州備長炭の特徴は、火を着けるのにとても時間がかかるものの、火力が強く、一度火をつけたらなかなか消えないこと。また、炭を叩いてみると「キーン」という金属音がするほどの硬さがあることです。

形も崩れにくく、持続性がある。そのことから、うなぎ屋さんなどで多く使用されています。東京麻布のうなぎの名店でも使われているんだとか。

その炭をつくる技術は、脈々と受けつがれ、今では炭焼き職人の7割が移住者によって担われています。和歌山では炭焼き職人のことを、敬意と親しみを込めて「炭焼きさん」と呼んでいます。

今回の受入先である和歌山県木炭協同組合の代表理事で、炭焼きさん3代目である原正昭さんのもとでも、Iターンの方が見習いとして修行していて、伝統技術の継承を目指しています。

今回体験できる内容

炭づくりというと、窯での仕事をイメージしがちですが、実は、仕事の大半は山の仕事。
「炭焼きは山に始まって、山に終わる」という言葉があるように、山の仕事ができなければ一人前の炭焼き職人にはなれないと言われています。

炭焼きの材料となる木は、ウバメガシ。他の植物が生えにくい、急傾斜の岩場や水の少ない山頂付近に生育するため、原木の伐採には大変な労力が必要となります。危険を伴う仕事のため、山のことを深く知らなければなりません。

材料の調達後は、窯での作業に入ります。炭になる木を窯の中に詰め、乾燥させた後、炭化させていきますが、窯からでる煙の匂いで焼け具合を判断して、温度を微妙に調整していきます。

窯に火を入れてから炭ができるまでおよそ1週間から10日ほどかかりますが「炭焼きは、一年で400日働く」と言われるほど、調整すること、やらなければいけないことが多くあるそうです。

この体験では、和歌山県木炭協同組合に所属している「炭焼きさん」と一緒に実際の炭焼きの仕事を体験していただきます。どのような行程やこだわりを経て備長炭が出来上がるのかを間近でご覧ください。

仕事の特徴

紀州の炭焼き職人たちが大事にしている山仕事の考え方が「択伐(たくばつ)」。これは炭の原料になるウバメガシを切るときに太い木だけを切り、細い木は次に成長するまで残しておくというもの。「欲しい木を残して、要らん木を切る」。それが択伐の極意だと原さんは話します。

すべての木を切ってしまうと、次の木が切れるようになるまで、40年以上かかってしまいますが、残しておくことで、15年くらいでまた木を伐りにいけるようになるのです。

自然を壊さず山の再生を見守って炭をつくり続ける。先を見越してじっくりと腰を据えて向き合っていかなければならないため、自分のことだけではなく、地域の方としっかりとコミュニケーションをとり、溶け込んでいくことが大切だといいます。

山との持続可能な関係性を考えつつ、地域と自然と共に歩んでいくこと。まずは、その環境に触れてみませんか?

体験スケジュール

1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.炭焼きの仕事の説明
3.炭焼きの見学・お手伝い
・山の仕事(伐採)のお手伝い
・窯の仕事のお手伝い
※仕事の状況により変更があります。

2日目(8:00~17:00)
1.炭焼きの見学・お手伝い
・山の仕事(伐採)のお手伝い
・窯の仕事のお手伝い
※仕事の状況により変更があります。

3日目(8:00~15:00)
1.炭焼きの見学・お手伝い
・山の仕事(伐採)のお手伝い
・窯の仕事のお手伝い
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答

注意事項

最少催行人数:1名
費用:無料(宿泊費別)※宿泊費は一部補助あり。
宿泊場所 :近隣宿泊施設