山家漆器店、株式会社やまが

漆器の製造・販売、越境ECサイト運営

会社情報

事業者名(会社名) 山家漆器店、株式会社やまが
住所 和歌山県海南市岡田223
業種 伝統工芸、製造・販売、その他
事業内容 漆器の製造・販売、越境ECサイト運営

伊万里焼や江戸切子、加賀友禅など、日本各地にはその地域の特色を反映し受け継がれてきた様々な伝統工芸品があります。

日本四大漆器の1つである紀州漆器は、ここ和歌山県を代表する伝統工芸品です。室町時代に木材から椀を削る木地師の集団が海南市黒江に移り住み、豊富な紀州ヒノキを使って木椀を製造し始めたことが起源とされています。柿渋や膠(にかわ)を下地に用いて安価に生産する工夫がなされたことなどから、庶民が日常使いに愛用したと言われる漆器です。

「山家漆器店」では、そんな紀州漆器を中心に工芸品を製造しています。丸盆のような従来品からUSBメモリなどの現代的なアイテムまで、幅広い商品を手の届きやすい価格で販売しているのが特徴です。

現在4代目店長をつとめる山家優一さんは、このお店を営むだけでなく32歳で「株式会社やまが」という会社も立ち上げました。ここでは工芸品を海外に販売する越境ECサイトを運営したり、ECサイト運営のコンサルティングをしたりしています。

今回体験できる内容

山家漆器店の体験では、工芸品製作だけでなく商品をインターネットで販売する方法も学ぶことができます。

たとえば曲げわっぱのお弁当箱を商品として出荷する場合、仕入れた材料の研磨、塗り加工、検品、梱包、といった作業が必要です。塗り加工は目的に応じていくつか技法もあるといいます。製作体験では、塗り加工の技法や選び方も教わりながらこの一連の作業をお手伝いしましょう。

「せっかく来てもらうなら、製作体験だけでなく販売方法もお伝えすることで独立の手助けができたらいいなと思っています。」と山家さん。

さらに製造以外のアプローチで紀州漆器に関わりたい方やECサイト運営にのみ興味がある方がいれば、希望に応じて体験内容を調整できるとも話してくれました。

「紀州漆器への関心も様々あると思うので、たとえば製作よりその歴史に関心があれば紀州漆器協同組合を、蒔絵職人の仕事に関心があれば職人さんを一緒に訪ねるなんてこともできますよ。

漆器や工芸品は関係なくECサイト運営だけを学びたいという希望も、もちろん歓迎します。」(山家さん)

仕事のこだわり

山家さんはこれまでご紹介した事業の他にも、紀州漆器の新たな可能性を模索するインテリア製品ブランド「KISHU+」の運営にも参加しています。KISHU+のメンバーは「海外に紀州漆器の販路を拓こう」とこのブランドを立ち上げたそう。

商品製造、海外販売、ブランド運営と様々な角度から紀州漆器の裾野を広げようと試みる山家さんは、ご自身の仕事についてこう話します。

「山家漆器店はメーカーなので、扱っている商品も量産しやすい合成漆器が多いです。でも僕は、自動車にも高級車や軽自動車があるように、伝統工芸品にもグラデーションがあっていいと思っているんですね。

敷居の高い作品だけじゃなく気軽に使える商品もあることで、工芸品を手に取る人が増えるだけでなく、この分野に厚みも生まれると考えています。」

紀州漆器が地域文化を担った背景には広く庶民に使われた歴史があったように、身近で使いやすい商品を作ることもまた伝統をつなぐ役割の一つでしょう。

和歌山の工芸品に関心のある方はもちろん、移住のためにECサイト運営で独立する手立てを模索したい方も、山家さんと過ごす数日間から和歌山県で暮らし働くイメージを掴めるかもしれません。

注意事項

宿 泊 場 所 :近隣宿泊施設