森雄翼さん

熊本県→新宮市

熊本県熊本市出身。京都大学在学中に「廃棄食材カフェ」や地域の人が集まるバーを経営するなどした後、2014年より新宮市に移住、2017年3月より熊野川に臨む場所でエネルギー自給のゲストハウスikkyuを経営。地域おこし協力隊3年目。

結婚・子育てをきっかけに移住

大学時代から様々なチャレンジをしてきた森さんだが、2011年の東日本大震災の後、価値観が大きく変化した。特に原子力発電所の被害に注目し「今まで何気なく送ってきた暮らしは、環境を破壊している」と考え始め、自給自足の生活をしたいと思うようになったという。ちょうど結婚して子どもが生まれるタイミングで、田舎暮らしを決断。以前訪れたことがある新宮市に移住し、地域おこし協力隊として活動を開始した。

ikkyuは和歌山県新宮市熊野川町にある古民家を改装した一棟貸しの宿。熊野川町は、熊野三山のひとつ、熊野速玉大社・熊野那智大社と熊野本宮大社の中間地点のあたりに位置している。

自給自足型のゲストハウスをオープン

太陽光発電のあるゲストハウス

当初は空き家バンク整備等の仕事に従事していたが、2017年3月に自宅近くの古民家を発掘し、1年以上の時間と労力を費やして、理想を追求した自給自足型ゲストハウスをオープンさせた。宿の特徴のひとつは、電力会社の送電線を通さずに自家発電のみで電力をまかなう「オフグリッド」であること。太陽光発電、薪ボイラーシステム、コンポストトイレを採用し、Wi-Fiも完備。部屋の内部は新築同様の、快適な空間だ。

guesthouseikkyuのお風呂

移住者にとってハブのような存在に

森さんがここを宿にしたのは、地域の宿不足解消のほか、「いつでも気軽にオフグリッドの仕組みを実感し体験できるモデルハウス的存在にしたい」という理由からだ。さらに、移住を考える人への窓口になりたいという想いもある。「これまでに築いたネットワークを通じて、新宮市のみならず本宮町や那智勝浦町なども含めた地域の情報も提供し、移住希望者へのハブ(軸)のような存在になれたらいいですね」。

温泉がお気に入りの森さん

Guesthouse ikkyu
新宮市熊野川町宮井437
TEL:080-1297-0758
http://ikkyu.blue/